水性ボールペンを選ぶ基準を考えてみましょう。
水性ボールペンと言えば、筆跡が水にぬれるとニジみちらかして筆跡が判別不能になるという弱点から、公文書や証書署名用途には不向きという一方、油性と比較してその圧倒的な軽い書き味で、メモ用途に、画材にと幅広い使い方が期待できる逸品でもあるので、そこらへんは上手に使い分けたいものです。
そしてこれまたメーカー各社で特徴的なインクを開発しており、商品のバリエーションも最も多く、まさにヨリドリミドリなのですが、ここではいくつかのメーカーから3種ほどピックアップしてみましょう。
ぺんてる エナージェル(写真右端)
エナージェルシリーズは共通して言える事ですが、インクがドバドバ吐出する機構のせいなのか、筆跡がくっきりとしているのが特徴です。およそカスレとは無縁ではないかと思えるそのくっきりした色合いにクセになる人もいるようです(私
ぺんてる エナージェルユーロ(写真右より2本目)
エナージェルの黒インクをさらに光沢感、黒色純度をアップし、て「筆跡のくっきり」を強調。さらにインクの速乾性も上げたのが、「ユーロ」です。メーカーさん曰く「手書きの履歴書を作成する人に使ってほしい、というかもうそれ用途を意識して開発した」そうな・・・ニッチ用途ですが、そのインク発色の美しさと、速乾性能は、普段使いでも重宝しそうです。
注意点として、使い切りモデルのみでペン軸に芯がモールドされており、替え芯はありません。
ゼブラ SARASA clip (サラサクリップ)
いわゆるスタンダードな水性ボールペンなのですが、特筆すべきはその恐るべきカラーバリエーション、なんと20色もインク色が選べます。これはもはや立派な画材で、その色階調表現性能を生かしたボールペンアートに興じる人もいるとか(^^♪
三菱鉛筆 uni-ball Signo(ユニボールシグノ)
ゲルインクならではの、「水性なのにニジみにくい」のが特徴です。薄い用紙を使っていて裏写りを避けたい人に試して頂きたいです